庭に【雨水利用システム】を作った

庭に【雨水利用システム】を作りました

我が家では以前から90Lくらいは雨水を溜められる甕(かめ)を設置していました。
これです。

雨どいを途中で切断して屋根からの雨水が流れ込むようにし
注ぎ口には排水溝用ネットをつけて、時々交換していました。

溜まった雨水は庭で作っている野菜などの水やりに利用していますが
90Lほどだと雨が降らない日が続くとまったく足りません。

その上、万が一の災害時の断水や電力不足での断水が発生した場合
「トイレの水を流す」「衣類の洗濯や食器洗い」「手や体や髪を洗う」「携帯用浄水器を使って雨水を飲む」
などを考えると、大量に雨水を溜めるシステムを作っておいたらきっと役立つはず。

と、言うわけで
物作りが得意な夫に、大容量の雨水利用システムを作ってもらいました。

藻が生えにくいのは黒のローリータンク

ローリータンクは「黒だと光を通さずタンク内に藻が生えにくい
しかも「黒は紫外線に強く劣化しにくい」とのこと。
黒の200Lのローリータンクにしました。

ローリータンク用の蛇口(ポリタンクコック)も売っていましたが
夫はより便利なシステムを考えていたので普通の水道用蛇口を使いました。

我が家の雨水利用システム

完成した我が家の雨水利用システムです。

黒い200Lのタンクを加工

タンクから10mほどの溝を掘り、黒いホース(硬質ポリエチレンパイプ)を埋めました。

その先には新たに蛇口を設置しました。

タンクから10m離れた場所でも雨水が使えるわけです。

200Lどころかいくらでも溜められる

大雨だと面白いほどに水が溜まります。
夏であれば金ダライなどの水が温まって、火を使うことなく髪も体も洗えそう・・・

ボウフラ対策

黒いタンクには蚊が侵入できないのですが、他の容器は蚊の時期、ボウフラが心配です。

その対策としては
どんどん水を使って入れ替える」とか
「洗剤でよく洗った銅線・銅板を水面近くに浮かべる
などが良いようです。
銅には蚊の発生を抑える効果があり、さらに銅の抗菌作用で水も腐りにくくなります。


甕(かめ)の場合には、バーベキュー用の網を被せているので
そこに銅線を絡めて水面に浸すようにしようかと考えています。
他の容器についてもどんどん使わないのであれば銅板か銅線を入れます。

雨水を飲む場合

降り始めの雨水は空気中の汚れで飲み水には向かないようですが
本降りになってからの水は蒸留水に近いそうです。
実際、五島列島赤島では雨水をろ過して飲用水や生活水に使っています。
蒸留水に近いので、洗濯は少しの洗剤でも泡立ち、環境にも良いと聞きました。

我が家のシステムの場合は空気中の汚れに 屋根や雨どいの汚れも加わります。
それらの汚れの影響を少しでも少なくしたいので
タンクに溜める場合はできるだけ本降りになってからの水を溜めるつもりではいます。

そして、飲む場合は携帯用浄水器でろ過してから飲もうと考えています。
念のためろ過した水を煮沸するかもしれません。

いろいろな携帯用浄水器がありますが
私はフィルター寿命が長くバクテリア除去率が99.9%の浄水器にしました。

この浄水器が活躍するような大変な事態が起こらないのが一番ですが
万が一の時に家族と一緒に困難を乗り越えられるよう、今 できることはしておこうと思っています。


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